【VGC2018】A HAPPY NEW YEAR ギガドーン【ダブル】
■成績■
2018年1月1日 0:00 wcsレート6位 37勝5敗
■構築経緯■
環境に追い風軸が多いように感じたのでスイッチトリパが強いと思い構築をスタート。上パーツはメガグロスの上をとれるポケモンで固めたいと考えてカプ枠はコケコ、メガ枠はボーマンダをまず採用しました。トリル要員はゴーストZガルドの前でもトリルを貼れるポリ2、トリルアタッカーに天候要員も兼ねて岩Zギガイアスを採用。残りの2枠はまずギガイアスが刺さってない時のZ枠としてゴーストZズガドーン、対雨や水、カビゴン、バンギラスに強いカミツルギを補完としました。
※配分は環境初期ということに甘えて極振りorVGC2017の流用になってます。
■個別解説■
カプ・コケコ
性格:臆病
実数値:145-*-105-147-96-200
努力値:0-0-0-252-4-252
電気Zを持たせたかったが他にZを持たせたいポケモンが多すぎて次点で火力を出せる眼鏡にしました。パメラさんの文章を勝手に拝借しますが
″ビートダウンを体現したようなポケモンであり「相手は1発で倒れるけどこちらは1発なら耐える」というケースが多くシンプルな強さ。″
VGC2018でもこのポケモンとおそらく長く付き合っていくことになりそうです。
ボーマンダ
性格:せっかち
実数値:170-156-90-162-100-167
努力値:0-4-0-252-0-252
性格は物理より特殊技で落とされやすく、またコケコマンダと初手で並べた時に相手のポリ2のダウンロードでCが上がらないようにせっかちとしました。構築でメガグロスやギルガルドが重めなのでサブウエポンに火炎放射を搭載したハイボ特殊型にし、残りの枠は防音ジャラランガやリザY、テテフを大きく削れる捨て身タックルを採用しました。
ズガドーン
性格:控え目
実数値:129-118-73-223-99-159
努力値:4-0-0-252-0-252
最速ランドの上からゴーストZを撃てるのが魅力です。ある程度上手い人と対戦する際初手にこのポケモンを出すと殆どスカーフをケアした立ち回りをしてくるので、時にはそれを逆に利用してアドをとっていくことも大事です。環境に最速95族-103族あたりのポケモンや影撃ちガルドのようなメタが増えるなどしたら性格や配分は要調整していく必要があるでしょう。
カミツルギ
性格:陽気
実数値:134-233-151-71-52-177
努力値:0-252-0-0-4-252
のろいカビゴンに対する解答が聖剣カミツルギしか思いつかず採用。行動保障のため襷を持たせました。追い風はナットレイがいる雨パに対して重宝したりします。VGC2017に比べて苦手なポケモンが増えて向かい風気味に感じました。
ポリゴン2
性格:控え目
実数値:191--120-143-134-80
努力値:244-0-76-36-152-0
H:16n-1
C:11n
D:C161カプ・コケコの珠10万ボルト2耐え
全国ダブルということもありトリル要員にクレセを使いたかったがZガルドやガエンが厳しいということもあって今回はポリゴン2の採用に踏み切りました。技はクレセとタイプ以外の差別化として自己再生、隣を強引に動かすためにサイドチェンジを選択しました。サイドチェンジの枠はエレキネットやシャドーボール等でも強かったです。
ギガイアス
性格:勇敢 S個体値0
実数値:191-205-150-x-102-27
努力値:244-252-0-0-12-0
全国ダブルだとどうしてもバンギにスポットライトがあたりがちですがSの遅さや格闘4倍ファアリーを抜群で通さないアイデンティティがあり使用感はかなり良かったです。守るのタイミングが読まれやすいので守るを切ってワイドガードの採用も強いと思います。
【VGC2017ダブル】ライバニラ【北陸オフ3位】
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|---|
カプ・コケコ | 10万ボルト | マジカルシャイン | 放電 | 守る | エレキメイカー | 命の珠 |
ライチュウR | 10万ボルト | サイコキネシス | 猫だまし | 守る | サーフテール | アロライZ |
バイバニラ | 吹雪 | フリーズドライ | 氷の礫 | 守る | 雪降らし | 気合の襷 |
ガブリアス | 地震 | 毒突き | 火炎放射 | 守る | 鮫肌 | ジメンZ |
テッカグヤ | ヘビーボンバー | 種爆弾 | 火炎放射 | 地震 | ビーストブースト | 突撃チョッキ |
トリトドン | 毒々(地割れ) | クリアスモッグ | 自己再生 |
熱湯 |
呼び水 |
オボンの実 |
■構築経緯■
ダブルバトルに古来から伝わるイージーウィン戦術である「猫だまし+高火力全体技」をVGC2017でやろうとし構築をスタート。
猫騙し役はエレキフィールド下でこのルール最速の猫だまし使いとなるライチュウ(+カプ・コケコ)を選択し、その相方にはライチュウのメインウエポンの電気技と攻撃面での相性が非常に良く特性雪降らしからタイプ一致必中吹雪が撃てるバイバニラを選択しました。霰コケコライチュウの補完にテッカグヤ+トリトドンを入れるのはEuropean International Championshipsでげべぼさんが使用した構築を参考にしました。
■個別解説■
カプ・コケコ
性格:臆病
実数値:145-*-105-147-96-200
努力値:0-0-0-252-4-252
後出しからの掃除役として扱います。なので持ち物には縛れる範囲を広げられる命の珠が最も適していると判断しました。構築にガブリアス、トリトドンといった地面タイプのポケモン及びライチュウ、バイバニラに守るを採用していることもあり放電が撃ちやすくこの3ウエポン構成が“後発コケコ”の最も強い型だと思っています。
性格:臆病
実数値:135-94-71-147-105-178
努力値:0-0-4-252-0-252
B: A178ウインディの鉢巻神速確定耐え
主に初手でバイバニラと並べます。猫だましでバイバニラの吹雪を通す補佐をするか、Z技でバイバニラの攻撃が通らない炎タイプや水タイプのポケモンを削りにいくか二通りの動きがあって柔軟に動けるのが強いです。またライトニングサーフライドでの確定麻痺も言わずもがな強く、処理しきれなかったウインディに麻痺が入ることによって後発のテッカグヤが動きやすくなったりします。アンコールを採用しているライチュウが多いように感じますが今作ではZ技の仕様によりアンコールが裏目に出るケースが発生したり、強者には非常に警戒され決まらないことも多くあり採用を見送りました。その代わりにフィールドの奪い合いが多発する現環境で盤面を整えるのに重宝する守るを採用しました。
性格:控え目
実数値:146-106-105-176-115-131
努力値:0-20-0-236-0-252
A:B116ガブリアスに礫+霰ダメ+礫でダメージ187~
B:A172ベトベトンRの叩き落とす+影撃ち確定耐え
C:11n
D:C161珠カプ・コケコのマジカルシャイン超高乱数2耐え
S:準速(最速ペリッパー+3)
キュウコンRと違い高いCから吹雪が撃てることが魅力です。このルールの鋼タイプのポケモンはカミツルギやテッカグヤといった氷技を等倍で通してしまうポケモンが採用されることが多いので、受け出し時に霰のスリップダメージ込でかなりのダメージ量を蓄積させることが可能です。ライチュウやガブリアスの横に並べると地面や飛行タイプの後出しを牽制できてアロライZ、ジメンZが不発になることが軽減される狙いもありました。また霰のスリップダメージにより襷を潰したり、カミツルギやカミツルギ、カプ・テテフといったスカーフ持ちのポケモンを炙り出すことができたのが非常に良かったです。
性格:陽気
実数値:183-168-115-90-125-163
努力値:0-140-0-0-156-212
D:C182テテフのムーンフォース15/16耐え
S:最速トゲデマル抜き
コケライバニラで辛いガラガラR、ギガイアス、コータス、ウインディ、ベトベトン、トゲデマルに件並強く出れるため採用。ライチュウRの裏選出かつドラゴン技を切っていることもあり今回は非最速型で使ってみましたがガブリアスの型は変更の余地がある気がします。
性格:意地っ張り
実数値:195-154-124-114-135-90
努力値:180-148-4-0-108-68
A:11n A-1ヘビーボンバーでH145-B96カプ・テテフ確定一発
D:C147カプ・コケコの眼鏡10万ボルト15/16耐え
S:麻痺の入ったS178以下のポケモン抜き
地面の一貫を切ったり、構築全体で重いカミツルギやカプ・テテフに後出しするために採用。撃ち合いに強くなるように突撃チョッキを持たせました。構築全体でクワガノンがかなり重いのであまり使わない種爆弾を切って岩雪崩やストーンエッジを採用してもいいかもしれません。
性格:控え目 S個体値0(イカサマ対策)
実数値:216-x-102-127-119-44
努力値:238-0-120-28-124-0
B:A154テッカグヤの種爆弾15/16耐え
C:H143-D101エンニュートを熱湯で確定一発
D:サイコフィールド上C147ライチュウRのキネシスZ15/16耐え
C161眼鏡コケコの草結び15/16耐え
S:最遅ガラガラR-1
スタンダードな構築には上5体で十分対応できるのですが、どうしても重いのがトリル軸のガラガラR、オニシズクモ、のろいカビゴン、(ポリゴン2)といった面子だったのでそれらに対抗するべくトリトドンのデザインはクリアスモッグ+どくどく(地割れ)型が丸いと思いました。北陸オフでは結局どくどく型で臨みましたが、
どくどくだとカビゴンやポリゴン2にほかの状態異常が入ると役割を遂行しにくいことやカプ・レヒレがいたときのムーブの狭さも考えるとどくどくよりも地割れでいくべきでした。
■参考資料■
【イッシュダブル】バイバニラパーティ - バルドルのなみのり日記
【VGC2015ダブル】リザドー【北陸オフ使用構築簡易紹介】
技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | |
---|---|---|---|---|---|
リザードン | オーバーヒート | 熱風 | めざめるパワー地 | 守る | リザードンナイトY |
ランドロス | 地震 | 岩雪崩 | 叩き落とす | 大爆発 | 拘り鉢巻 |
ドーブル | ダークホール | この指とまれ | ワイドガード | ニードルガード | 気合の襷 |
ガルーラ | 守る | 恩返し | グロウパンチ | 不意打ち | ガルーラナイト |
ヒードラン | 熱風 | 大地の力 | めざめるパワー氷 | 守る | シュカの実 |
ボルトロス | 10万ボルト | 電磁波 | めざめるパワー氷 | 挑発 |
オボンの実 |
※ドーブルむらっけ
・実績
ORASダブルレートS17 1P目を2週間ほどキープ()
第9回北陸オフで使用 予選スイスドロー3-3 予選落ち
・構築簡易解説
所謂歪みを相手に押し付ける構築です。
最速リザードン+ドーブルの並びがガルーラ+@の並びに対してかなりアドバンテージがとれることに気づき構築をスタートしました。(ドーブル入りに対してガルーラが先発に出てきやすいのもポイント)
ガルーラの横がドーブルより遅い場合はガルーラにオバヒ、ダクホを選択。
ガルボルト、ガルランドのような相手には両守るから入り、ガルーラにオバヒ、この指orワイガで展開。
ドーブルがこの指を選択する場合、ドーブルとガルーラが1:1交換になるイメージです。
この2体が辛いのはボルトランドで、上から10万雪崩といった技でドーブルがリザを守り切れないパターンです。先発ボルトランドに対してはドーブルがニドガ、リザをランドに替え、ランド爆発ドーブルワイガorこの指で1:2or2:2交換を狙います。
無補正Cぶっぱの晴れオバヒではH195のメガガルーラまでしか確定で落とせませんが、耐久に振った遅いガルーラほど初手でドーブルに猫だましから入るのでニドガのダメージが入ることによってオバヒ圏内になります。
予選落ち構築なのでかなり部分的な説明しかないですが申し訳ありません。
オフでは仮想敵のガルーラスタンとの試合が少なく、要所での読みも外したりとで悲惨な結果となりました;;
7世代ではまたリベンジするのでよろしくお願いします。
【VGC2016ダブル】グラオーガトリパ【春風杯準優勝、第8回北陸オフ準優勝構築】
もしかしたら改良して今後使うかもしれないので今回は面子だけの紹介にしたいと思います。
春風杯(112人規模)で使用し準優勝
第8回北陸オフ(46人規模)で使用し準優勝でした。
(春風杯は要項をしっかりと読まずに参加したため大会後主催のえびわらーさんに迷惑かけたことを深くお詫びします。)
ゼルネアスが強いといろんな人に教えてもらったのですが練習量が足りず北陸オフまで間に合いそうになかったので、即興で組んだ立ち回りが簡単そうなグラードンカイオーガで前日の春風杯に参加し好感触だったため北陸オフでも使用しました。最近このルールに手を出したこともありGSのダメージ感覚やKPが低い禁伝ポケモンの知識が欠如(Wキュレムのことをレシラムだと思っていたり、終わりの大地やエアロックの仕様があやふや)していてプレミも多く反省する点がとても多かったです。今後はゼルネアスを回す練習をしつつグラカイの改良もしていきたいと思ってます。
北陸オフ二次会では遠征していらっしゃったバルドルさん、みょんさん、とろろさんらといつもの北陸勢を交え実のあるポケモン談義をすることができとても楽しかったです。対戦レポは気が向いたら書きます。
【近況報告】
私事ですが最近結婚しました。結婚後もリアルとポケモンにメリハリをつけて頑張っていけたらなと考えていますので今後ともよろしくお願いします。
【ORAS全国ダブル】リザランド【S11最終R2008】
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|
リザードン | オーバーヒート | 熱風 | ソーラービーム | 守る | リザードンナイトY |
ランドロス | 地震 | 岩雪崩 | 叩き落とす | 馬鹿力 | 突撃チョッキ |
クレセリア | サイコキネシス | 冷凍ビーム | トリックルーム | 守る | オボンの実 |
ガルーラ | 猫だまし | 恩返し | 蹴手繰り | 不意打ち | ガルーラナイト |
ヒードラン | 熱風 | 大地の力 | めざめるパワー氷 | 守る | シュカの実 |
モロバレル | ギガドレイン | 茸の胞子 | 怒りの粉 | 日本晴れ | ゴツゴツメット |
・主な実績
ORASダブルレートS11 最終レート2008 7位
第5回でしで杯優勝
バトルルロードグロリアオンラインと第8回しゃでオフで使用するはずだったのですがどちらも都合がつかなくなり辞退する形になりました。
・構築概要
6世代に入ってからあまりスタンダードな構築を使ったことがなかったので勉強と思いCHALKを使ってみることにしました。ラス枠にはパーティーパワーが分かりやすく高くなるリザードンを選択しました。
(ビエラさんが日本代表決定戦で使用した6体と同じです。)
リザードンは特にランドロスとの並びが強く、双方が相手のSを上回っている場合の制圧力は5世代のラティランドをも凌ぎ卒倒してしまいそうでした。
以下個別紹介
スタン系統の構築を見ると炎タイプ(主にヒードラン)以外の炎耐性が薄いことがよくあり刺さっている印象でした。ヒードラン意識でめざめるパワー地面を採用した型も多いですが、リザードンの強い動かし方としてヒードランの処理はランドロス、ヒードラン、(ガルーラ)らに任せて、自身はドランの横にオバヒやソラビを撃ちまくることです。炎技と相性がよくタイプ120の草技サブウエポンを外す理由もありませんでした。基本的にはランドロスと並べて地震熱風で制圧できる体制を整えていきたいです。
技を撃ち分けれるランドロスは強いということを知り、大正義オフ以降ずっと使ってるチョッキ型で採用しました。
叩き落とすが重要で、相手のランドロスやクレセリア、ポリゴン2らの持ち物を落とすことはもちろん、防塵ゴーグルや突撃チョッキを持っていがちなズルズキンなんかにも積極的に撃って、こちらが有利に展開しやすくするのに重宝しました。
圧倒的な耐久数値による信頼と安定のS操作要因・・・5世代まではそうでしたが今作から使用率の高いメガ進化ポケモン(ガルーラ、リザードン、サーナイト、クチート)らの火力インフレや、普通に殴り合うと負けるメジャーな一般枠(ニンフィア、ギルガルド、キリキザン)の台頭により大分その地位が怪しくなったと感じました。なので守るを採用し、クレセリアのHP管理をしやすくした所とても好感触でした。(ビエラさんの構成を真似しただけですが)
ORASダブルではいろんなメガ枠を使ってきましたが結局このポケモンに回帰しました。トリル展開の補助もできて自身の決定力と耐久も高水準でやはり強いポケモンだと思いました。
たまたま捕まえた個体がめざ氷だったこともあり最初適当に採用しためざ氷でしたが良い意味で構築の隠し味になってくれたような気がしました。
話は変わりますがCHALKを使って思ったのはCHALKはヒードランの構築であるということです。「ドランで削って、受けて、詰める」それが最大限生きるのがCHALKです。
パーティー内の誰と並べても綺麗ですし、CHALKのラス枠でドランをより尖らすことができるリザードンを好んで採用していたのも理由の一つでした。
日本晴れを採用しましたがあまり使いませんでした。相手のガルーラや太鼓マリルリを往なすことに関してはこのポケモンの右に出るものはいないと思いました。
・選出
ガルーラ クレセ ドラン バレル
リザ ランド ドラン クレセorバレル
ランド クレセ ドラン ガルーラ
先発後発は相手によって結構変わりますが出す4体のパターンは大体こんな感じでした。
・まとめ
CHALKのようなスタンは選出から立ち回りまですごく頭使うので私には向いてないと思いました。過去作解禁後は楽に勝てる構築作れるよう頑張りたいと思います。
何か意見や質問があればtwitter等で気軽にお尋ね下さい(^-^*)/