【VGC2017ダブル】ライバニラ【北陸オフ3位】
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|---|
カプ・コケコ | 10万ボルト | マジカルシャイン | 放電 | 守る | エレキメイカー | 命の珠 |
ライチュウR | 10万ボルト | サイコキネシス | 猫だまし | 守る | サーフテール | アロライZ |
バイバニラ | 吹雪 | フリーズドライ | 氷の礫 | 守る | 雪降らし | 気合の襷 |
ガブリアス | 地震 | 毒突き | 火炎放射 | 守る | 鮫肌 | ジメンZ |
テッカグヤ | ヘビーボンバー | 種爆弾 | 火炎放射 | 地震 | ビーストブースト | 突撃チョッキ |
トリトドン | 毒々(地割れ) | クリアスモッグ | 自己再生 |
熱湯 |
呼び水 |
オボンの実 |
■構築経緯■
ダブルバトルに古来から伝わるイージーウィン戦術である「猫だまし+高火力全体技」をVGC2017でやろうとし構築をスタート。
猫騙し役はエレキフィールド下でこのルール最速の猫だまし使いとなるライチュウ(+カプ・コケコ)を選択し、その相方にはライチュウのメインウエポンの電気技と攻撃面での相性が非常に良く特性雪降らしからタイプ一致必中吹雪が撃てるバイバニラを選択しました。霰コケコライチュウの補完にテッカグヤ+トリトドンを入れるのはEuropean International Championshipsでげべぼさんが使用した構築を参考にしました。
■個別解説■
カプ・コケコ
性格:臆病
実数値:145-*-105-147-96-200
努力値:0-0-0-252-4-252
後出しからの掃除役として扱います。なので持ち物には縛れる範囲を広げられる命の珠が最も適していると判断しました。構築にガブリアス、トリトドンといった地面タイプのポケモン及びライチュウ、バイバニラに守るを採用していることもあり放電が撃ちやすくこの3ウエポン構成が“後発コケコ”の最も強い型だと思っています。
性格:臆病
実数値:135-94-71-147-105-178
努力値:0-0-4-252-0-252
B: A178ウインディの鉢巻神速確定耐え
主に初手でバイバニラと並べます。猫だましでバイバニラの吹雪を通す補佐をするか、Z技でバイバニラの攻撃が通らない炎タイプや水タイプのポケモンを削りにいくか二通りの動きがあって柔軟に動けるのが強いです。またライトニングサーフライドでの確定麻痺も言わずもがな強く、処理しきれなかったウインディに麻痺が入ることによって後発のテッカグヤが動きやすくなったりします。アンコールを採用しているライチュウが多いように感じますが今作ではZ技の仕様によりアンコールが裏目に出るケースが発生したり、強者には非常に警戒され決まらないことも多くあり採用を見送りました。その代わりにフィールドの奪い合いが多発する現環境で盤面を整えるのに重宝する守るを採用しました。
性格:控え目
実数値:146-106-105-176-115-131
努力値:0-20-0-236-0-252
A:B116ガブリアスに礫+霰ダメ+礫でダメージ187~
B:A172ベトベトンRの叩き落とす+影撃ち確定耐え
C:11n
D:C161珠カプ・コケコのマジカルシャイン超高乱数2耐え
S:準速(最速ペリッパー+3)
キュウコンRと違い高いCから吹雪が撃てることが魅力です。このルールの鋼タイプのポケモンはカミツルギやテッカグヤといった氷技を等倍で通してしまうポケモンが採用されることが多いので、受け出し時に霰のスリップダメージ込でかなりのダメージ量を蓄積させることが可能です。ライチュウやガブリアスの横に並べると地面や飛行タイプの後出しを牽制できてアロライZ、ジメンZが不発になることが軽減される狙いもありました。また霰のスリップダメージにより襷を潰したり、カミツルギやカミツルギ、カプ・テテフといったスカーフ持ちのポケモンを炙り出すことができたのが非常に良かったです。
性格:陽気
実数値:183-168-115-90-125-163
努力値:0-140-0-0-156-212
D:C182テテフのムーンフォース15/16耐え
S:最速トゲデマル抜き
コケライバニラで辛いガラガラR、ギガイアス、コータス、ウインディ、ベトベトン、トゲデマルに件並強く出れるため採用。ライチュウRの裏選出かつドラゴン技を切っていることもあり今回は非最速型で使ってみましたがガブリアスの型は変更の余地がある気がします。
性格:意地っ張り
実数値:195-154-124-114-135-90
努力値:180-148-4-0-108-68
A:11n A-1ヘビーボンバーでH145-B96カプ・テテフ確定一発
D:C147カプ・コケコの眼鏡10万ボルト15/16耐え
S:麻痺の入ったS178以下のポケモン抜き
地面の一貫を切ったり、構築全体で重いカミツルギやカプ・テテフに後出しするために採用。撃ち合いに強くなるように突撃チョッキを持たせました。構築全体でクワガノンがかなり重いのであまり使わない種爆弾を切って岩雪崩やストーンエッジを採用してもいいかもしれません。
性格:控え目 S個体値0(イカサマ対策)
実数値:216-x-102-127-119-44
努力値:238-0-120-28-124-0
B:A154テッカグヤの種爆弾15/16耐え
C:H143-D101エンニュートを熱湯で確定一発
D:サイコフィールド上C147ライチュウRのキネシスZ15/16耐え
C161眼鏡コケコの草結び15/16耐え
S:最遅ガラガラR-1
スタンダードな構築には上5体で十分対応できるのですが、どうしても重いのがトリル軸のガラガラR、オニシズクモ、のろいカビゴン、(ポリゴン2)といった面子だったのでそれらに対抗するべくトリトドンのデザインはクリアスモッグ+どくどく(地割れ)型が丸いと思いました。北陸オフでは結局どくどく型で臨みましたが、
どくどくだとカビゴンやポリゴン2にほかの状態異常が入ると役割を遂行しにくいことやカプ・レヒレがいたときのムーブの狭さも考えるとどくどくよりも地割れでいくべきでした。
■参考資料■
【イッシュダブル】バイバニラパーティ - バルドルのなみのり日記